「ん〜…。」

明起きた私は今日は部活がないことに気がついた。


学校も休みだし…1日オフか。


久しぶりだしゴロゴロしちゃおー。


そんなこと考えて口にパンを放り込んで録画してあったテレビを見て笑っていた。


「ピロリロリーン…。」

誰…こんな早くに私のテレビの邪魔をしやがって!

「もしもし!」

少し怒り口調で電話にでる。


「ああ、俺だけど。今日なんもねーしさ、どっか行かね?」

俺だけどって、おれおれ詐欺か!!

口調と声で賢斗だということは分かったけどさ。


「賢斗…待ってて。用意できたら賢斗の家行くね。」


賢斗から初めてのデートの誘いということがわかり口調がいつの間にか穏やかになってる。


そこから長かった。