クラスゲーム

「なあなあ、風呂、先入れよ。いつも俺が先だしな。」


「いいよ!お客さんなんだし!」


先にどうぞというポーズをするとじゃあ、といって部屋を出て行った。


もうすぐ…もうすぐお母さんが帰ってくる時間。

これで正体が分かるんだ。

どっちにしても自分のお母さんであるということには変わりはないのにやっぱり緊張してしまう。


手と額にはびっしょり汗をかいていて制服でそれを拭う。

私らしくないじゃん。



もっとポジティブに考えよ!


そう思うけど体の震えは時間が進むにつれどんどん酷くなった。


「お先ー、部屋にパジャマ忘れちまった。」

そう言って出てきた賢斗は腰にバスタオルを巻き、上半身は裸でまだ少し長めの髪の毛から雫が滴り落ちている。


「ちょっ!呼んでくれれば持って行ったのに!」