それから何時間寝たのか分からない。

起きたときには5時になっていた。


「ピーンポーン…。」

いやいや、パジャマだから出れないし。


そう思いながら一応インターホンを見に行くと賢斗がうつっていた。

「賢斗…。」


「おい、鍵開けろよ。」

「パジャマなんだけど…。」


「そんなもんいいって。」


本当にデレカシーのないやつ…

そう思いながらもフラフラした足取りでやっと玄関にたどり着いた。


「ガチャッ」