無表情な彼女の秘密




俺はバカだから、すぐに自分の気持ちに気づけなかった。


夕日がキラキラ、彼女を照らしている。


もう目は濡れてない。


「私は、初めて会った時から好きだった」


彼女は何かを決意したような眼差しで俺をまっすぐ見て言った。


「俺、ダメダメだな。今も、昔も」


「そうだね。唯夏はダメダメだね。それでも、好き」



『唯夏はダメダメだね』


そんな事言うのも、彼女らしいと思えて許せてしまう。