俺は自分の家のかなり近くまで来ていたから、距離は愛結さんとそれほど遠くないけど、 綺麗すぎて、美人すぎて、可愛すぎて、あの頃より愛結さんを遠く感じた。 そんな風にバカな俺が脳内ショートを起こしている時だ。 彼女が、こちらに気付いてしまった。 彼女は大きく目を見開いて、一瞬戸惑った顔をした。 俺は、ヤバイ、と思うほど頭が付いていかず、見られたくもないアホ顔を見られてしまった。 だって俺、この時また愛結さんに見とれて涙出そうになってたんだよ? はは、未練タラタラ。