無表情な彼女の秘密




ハルの言葉に、ついに涙腺が緩んだ。


「だけど、別れよう」


私はもう一度言った。


涙が、留めなく流れる。


躊躇いもなく、次から次へと私の頬を伝う。



「あの時、声をかけてくれてありがとう。

綺麗になったねって言ってくれてありがとう。

こんな私を好きになってくれてありがとう。

――半年も付き合ってくれてありがとう」



涙が止まらない。


ハルは、うん、うん、と悲しそうなに微笑みながら頷いてくれる。