無表情な彼女の秘密




ハルは図星、という顔をした。


「……見てたらわかるよ。冬音ちゃんと、幸せなってほしい」


「そんな……。俺の事好きなら、別れなくても良いじゃん! このままで良い――」


「ダメだよ!」



せっかく屋上で責めたのに、やっぱりハルは何もわかってない。



「私も、華那も、珠宙も、ハルの事が本気で好きだから、幸せになってほしいの」


「……どういう事? 華那も珠宙も俺の事、嫌ってるはずでしょ?」



――違う。