無表情な彼女の秘密




特に何kgとか目標はなかったので、とりあえず軽く食事制限をして、

苦手だった運動もなるべく進んでする様になった。



すると不思議と体重が減ってきて、心なしか少しは見られる顔になってきた。


このままいけば、健康的に綺麗になれるかも、と思っていた時、


「梨乃ちゃん、痩せたね」


今まで話した事もないハルが、私に話しかけて来たのだ。


「……なっ、!?」


梨乃――ちゃん!?


名前まで知っていて、しかもちゃん付け――


ありえない!!


私なんかがハルの視界に入れるなんて――


「え……春田君? えっと、何で――」


「うーん、最近綺麗になったなーって思って気になってたんだよ」