でもそう時間はかからず、クレープ屋台の前まで来て、 彼女が少し目を輝かせていたから食べる事になった。 「美味しい!」 赤いほっぺにクリームをつけながら、幸せそうに食べる彼女に俺は―― 見とれていたんだ。 今日はクレープ食べただけだったけど、彼女の色々な表情が見られた。 地味で超平凡顔だと思っていた彼女を、何故だか今日は何度も可愛いと思った。