無表情な彼女の秘密




――――――――……



キーンコーンカーンコーン

キーンコーンカーンコーン



俺はリノと同じ教室に滑り込みセーフ、って事で、なんとか遅刻はまぬがれた。



「おはよー、ハル。今日はギリギリだったねぇ……。何かあった?」



はぁ……リノの笑顔と声に癒される……。



「え、ちょっ、ハル……!?」



愛しい気持ちがいっぱいになって、そのままリノに抱きつく俺。



「ここ学校……!!」


もー、とか言いながらもリノは許してくれる。