Blue Moon

緑さんにドアを開けてもらって外に出る。

胸が今までにないぐらいに騒いでいる

怖い......っ

今までの事が頭の中で蘇る

手が震えるのがわかる


すると、私の手に大きくて暖かい手が手を握る


黒崎さんは私をまっすぐみている

その目は「大丈夫」そう言われているような気がした


自然と呼吸が落ち着く


駄目だ、ここで逃げちゃ。


深く深呼吸をする


もう、大丈夫

私は一人じゃない。