布団から起き上がった黒崎さんは着ていた着物に手をかける

「な、何してるですかっ!」


「何って...着替えるんやで?」


不思議そうな顔をして私をみる黒崎さん

「わ、私...まだ居るんですけど..」


「何や俺は別にええねんけどな。」


「駄目ですよ...っ」


「しゃーないな、じゃあ顔でも洗ってきたらええわ。
俺はそれまでに着替えとくから」


「わかりました!
行ってきます!」

敬礼をする私

「おう、いってらっしゃい!」

黒崎さんも私を真似て敬礼をする


部屋を出て洗面所に向かう