次に目を覚ました時は9時を回っていた


そろそろ起きないと...

そう思って体を起こそうとするけど黒崎さんががっちり腕を回しているから動けない


モゾモゾ動くけどビクともしない

う〜、どうしよう...



するといきなり襖が開いて誰かが入ってくる

「おい。起きろ時雨」


この声って...

「秋さんですか?」


「おー、俺や。
おはよう月海ちゃん

こいつ起こしに来た」


敬語じゃない秋さんは初めてかも...


「起きろって時雨!」

ゆさゆさ黒崎さんを揺らす秋さん

「誰やねん...もうちょい寝かせてくれや」

また寝ようとする黒崎さん

「もう9時回ってるぞ
起きないと月海ちゃんの家にも行けないだろ」


「わかった!
ほら、起きたで秋」


「起きたならさっさと着替えて朝飯食いに来い
俺は車の手配とか色々やる事あるからもう行くけど俺の言ったことしっかりやっとけよ」


秋さんはネクタイを締めながら出ていった