Blue Moon

「時雨、そろそろ行こう。」


秋さんが駆け寄ってくる


「そうやな。
月海ちゃん立てるか?」


「はい、大丈夫です」



黒崎さんの手をかりてなんとか立つ私



「あの...時雨。」



「...あいつと話すんやろ、ここで待ってる」



尚さんはありがとうと言うと恭雅に歩み寄り何かを話していた



私には何を話しているのか分からなかったけど、尚さんの恭雅を見る目はお兄さんそのものだった