「別にそんなに照れることじゃないだろ?」


そう言って肩をバシバシ叩く秋さん


「だから...照れてへん言うてるやろ!」


私には、なんの話をしているのかさっぱりわからない。



黒崎さんと秋さんが言い合っている間に車は黒崎組についたみたいだ。


「どうぞ。」


私が扉を開ける前に秋さんが開けてくれる


「ありがとうございます。」


あれ?
今日は随分と人が少ないなぁ...


「どうかしたんか?」


黒崎さんが顔を覗き込む


「あ、なんだか...いつもより人が少ないなって思って.......。」



「あー...今日は忙しいからなぁ。

まぁ、なんも心配いらんから月海ちゃんは部屋で休んできたらええわ。
疲れたやろし?」



「じゃあ、そうさせて貰います...。」

背中を押されるまま部屋に着いた私。



黒崎さん...なんだか様子がおかしかったような気がする.....


あの後、すぐに仕事に行っちゃったけど...。