「お、来たか。
ごめんな月海ちゃん、疲れてるところ」

「いえ...そんなことは!」

部屋には夜さんと緑さんの二人だけだった


あれ?真白さんは?

きょろきょろしているとそれに気づいた夜さん

「ああ。
真白なら昼飯作るいうて秋をつれて台所や」

だからか...

私も後で手伝いに行こうかな

「それで親父話ってなんやねん」

黒崎さんが座りながら言う

私も横に座って夜さんの答えを待つ

「そうそう、月海ちゃんに学校に行ってもらおうと思ってな」

が...学校......

学校にはほとんど行っていない

私としては行きたくない

奈々や恭雅がいるから

「学校って...親父なにいうてんねん
さすがに危ないやろ」

「何も今までの学校に行けって言うてるわけちゃう。」

夜さんは腕を組み替えながら言う

「どういうことや...?」

黒崎さんが眉間に皺を寄せながら尋ねる