あたしは、思い切って翔に相談した。
「あのね、あたし、忘れられないんだ。」
「でも逢えなくて。気持ちを伝えることすらできないの。」
顔が広い翔なら、連絡先を知っているかもしれない。
そんな期待も込めて。
「わかった。応援するし、できる限りのことはするよ。」
言ってよかった。翔でよかった。
翔は早速友達に連絡をとって、彼の連絡先を見つけようとしてくれた。
男友達だからこそできることをしてくれて、感謝の気持ちでいっぱいだった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…