「ちょっ、お、小野寺!?」 あたたかくて、安心できる…さっきと同じ感覚だ。 小野寺は私を抱きしめていた。 それも、強く、強く。 だから私も抱きしめ返した。 もう二度と離れ離れにならないように、強く。 止まっていたはずの涙がまた溢れ出す。 今日は泣かないって決めてたのにな。 「ねぇ、小野寺… 私たち、また中2の頃みたいな関係に戻れる?」