すると何かを思いついたのか、 にやっと笑い面白そうな獲物を見つけたと言わんばかりに彼ははどんどんあたしの方に寄ってくる。 「な、なに?!」 あたしは逃げるように後ろに下がる。 どんっ。 あたしの背中が壁についた。