それから3年間の日々が過ぎて、私たちは高校に進学することになった。 修司はサッカーの推薦でこの高校に入学した。 私は一般入試で。 修司がこの高校に進学したのを知らなかった私は、初めてクラスに入った時に驚いた。 「え、な、なんで?なんで修司がいるの?」 「あれ、言ってなかった、俺?」 どうやら修司は私と同じ高校だということを知っていたらしい。 「4年目もよろしくな」 そう言って私の頭をぐしゃぐしゃにした。 私は修司のこの癖が嫌いじゃなかった。