頭の中にカイの声が響いて、その余韻が残っている。 「カイ!」 「からかわないでよ」と出かかった言葉を飲み込んだ。 「…」 あたりを見回しても、そこには何もなかった。 ススキが視界いっぱいに広がっているだけ。