いつも隣に君がいた












「ん?何が?」











カイは転がってくるボールを足で止めながら、意味が分からないというように答える。











「いや、だから…おばさんとか、おじさんに会いに行かなくていいの?」











カイのお父さんやお母さんだって、私と同じくらいカイに会いたいはずだ。











カイはボールを弧を描くように蹴った。