......え? 今、『どういたしまして』って..... 机に落としていた視線を修司に移す。 ......届いた 初めて、私の気持ちがちゃんと修司に届いた! 周りから見たらたったこれだけの些細な事なのに、私にとっては大きな変化で、ようやくスタートをきれた気がする。 修司は、「そんなに見んなよ」って自分の手で私の視線を遮る。 あまりの嬉しさに、修司を見つめていることを忘れていた。 普段なら、意識しすぎて目も合わせられないくせにね