「でも、二人はそう思ってないんじゃない?」 私が言い終わらないうちに、弟の声が私の声に重なる。 「は?」 「だってそうじゃん。休みの日に、わざわざ好きでもない女の家に来る?」 弟は、めんどくさそうにそう言って、テレビの電源を消して自分の部屋に戻っていった。