なんて呟いてみたものの、私一人では、そんな行動力も、決断力も、度胸も、何一つない。









結局、気づけば学校のすぐ目の前まで来ていた。









校門をくぐるとき、いつもよりちょっとだけ勇気が必要だった。









8時までの登校時間には、あと数分というところまで迫っている。









そのせいか、校門をくぐっても、グラウンドには思ったより生徒がいない。