そ、そうだった...... 忘れてたけど、体育もテストあるんだ!! 「いやだあ.......」 前の体育での失敗が蘇ってくる。 また笑われるなんていやすぎる。 「実夏、練習付き合って!」 私は教室に向かう足を止めて、実夏にお願いする。 実夏は一瞬驚いたような顔をした後、すぐに申し訳なさそうな表情に変わった。 「ごめん、綾斗に頼んじゃった......」