「なーに?春依、修司くんやめて海里くんにするの?」 !? 気づくと実夏が隣で私のことをじっと見ていた。 「え、授業は?」 「今、終わったよ」 号令に気づかないほど考え込んでいたとは..... 「何考えてたの?」 私は実夏と理科室から出て歩きだした。 「カイのこと、変だと思わない?」 私は渡り廊下からカイを見下ろして言う。