あの日、サッカー部の練習が終わるのを待ってた日、古橋さんと修司とは別ルートで帰ったことを実はずっと後悔していた。 頑張るって決めたくせに、その勢いは最初だけ。 状況が悪くなるとすぐに逃げ出す。 もう、古橋さんと修司の遠ざかってく背中は見送りたくない 「私、古橋さんには負けたくない。」 「うん」 私を見守る実夏の眼差しは優しかった。 これに甘えて、何度実夏にこんな宣言したことか...... 今度こそ、三度目の正直だから!