!! 目が合った瞬間、全身に電気が走ったようだった。 心臓が止まるかと思うほどびっくりした。 こっち見てる..... しかも、なんか目がそらせない やばい、絶体絶命の危機だ..... 気づかれた..... やめてください、怒鳴らないでください パーカーなら返しますから! 私は全力で目で訴える。 けれど、 「........ハル?」 その人が発した言葉は、怒りではなく、私が予想もしなかった言葉だった。