犬系男子と猫系女子〜my secret〜

急いで玄関に行くと


汰斗くんはケータイをいじり待っていた。


「ごめん!遅かった??」


「大丈夫!!行こっ」


手を繋ごって言ってるのか
手を出してきた汰斗くん。


「だめ?」


ダメとも言えず
私は汰斗くんの手を握った。


手汗大丈夫かな?


それだけが不安。


「ねー、唯」


「ん?」


不意に呼んで来た汰斗くん。
なんか不安そうな声。