♥♡運命の時と巡り会い♥♡




広間へ行くと、たくさんの人が....
人混みは苦手だけど




賑やかで楽しそう....
私、ずっと病院生活で1人だったから
こうワイワイしてる所 初めてだった。






「みんな聞け、今日から新しい女中を紹介する。....頼む。」





土方さんの掛け声により
シーンと静まった、緊張する中
私は 勇気を出した。




「爽波 蒼彩です。ご迷惑おかけするかもしれませんが....お願いします。」




「ということで、食事にしよう。



頂きます。」






近藤さんの号令に 食事を始めるも....
周りの風景が 凄かった。。




男世帯というのもあり
ご飯があっという間に無くなったり
取り合ったり....もう争奪戦以外の言葉が
見つからなかった。。






私は ずっとお粥とかばかりで
こういう固形系に 少し苦戦しながら食べていた。





けど、胃袋が小さいのか
ひじきを食べ終えたところで 限界だった。





「蒼彩ちゃん、食べないの?」




隣に座っていた 沖田総司さんが
橋が進まない私に疑問を思ったらしい。





「いえ、食べてますよ!」




笑顔で答えたものの
もう迷惑掛けたくないから 頑張って食べるにも....やっぱり キツくって。。






――――ヒョイ





何故か、煮物が消えた。






――――ひょいひょい





次には 魚や沢庵までも




横を見ると もうお善の中料理は
カラなのに 食べている藤堂さんが....


どうやら、私のおかずを食べたらしい





まぁ 私からしてれば助かったけど。






やはり、育ち盛りなんだなと
周りを見て思った。





「こら、平助!」




「....人のおかずを取るな。」




沖田さんと斉藤さんが
藤堂さんに注意していた。





「いいんですよ、もうお腹いっぱいでしたから。」





「え....でも。」




心配そうな顔をする、藤堂さん。





「いいんです。



私は 食器など片してきます。」






私は 逃げるように 台所に向かった。