緊張と、女中を務めるに
家事をしたことないと...言うのが
恥ずかしくて 躊躇していた...すると。



斉藤「俺に、料理を教わりたいのか??」



蒼彩「...!!どうして、そうだと分かったんですか??」



斉藤「何となくだが、その様な気がしただけだ。

そうと分かったら、台所に行こう。
急がねば、夕餉に間に合わぬぞ。」




平助「その前に、山南さんに頼まれて
着物を持って来た。

その格好じゃ目立つから、
これに着替えて??」




何から何まで、至り尽くせりで、
申し訳なく思いながらも 着物に着替えた。




平助君が 似合ってるって言ってくれて
嬉しかった!!




斉藤「それでは、台所に向かおう。


...ここを押せばいいのか??」





蒼彩「そうですけど、自分で出来ますから
大丈夫ですよ。」




遠慮がちに言うと…





斉藤「遠慮は要らぬ。俺達は、もう仲間だ。
助け合うのは 当然の事だ。

だから...その、気にする事はない。」




平助「そうだよ!!蒼彩っ!」




蒼彩「...ありがとうございます。」



壬生浪士組の皆が
私の冷えた心を温めるたびに


徐々にだか、信頼しようとしている
私がいた。