純情彼氏とツンデレ彼女(途中)

 -ガラガラ-



あ、先生来た。現文か~得意だからいいけど~





 -ゴソゴソ-





ん?なんか、相宮焦りながら探してるけど…



「…どした?」



あ、つい声に出ちゃった。



「ほぇっ?!いや、筆箱忘れちゃって~へへへ~どじだよね~」



びっくりしすぎ(笑)自分でどじって言っちゃてるし…



聞いといてほっとくのも嫌だし…



シャーペンと消しゴムを差し出す。



「ん、ないんだろ?かしてあげる」



「……えええええええええ!!!!!」



って叫びながら立ち上がった。



こいつ…馬鹿なのか…天然か…



「おい!なにやってる!」



ほ~ら、案の定怒られた~(笑)



しょんぼりした顔で謝りながら座る。



「ぷっ…ははっ…わ、笑かすなよ、俺まで怒られんじゃん」



おれはつい笑ってしまった。



こいつ意外と面白いやつだな~



ごめんとか言って謝ってくるし



「謝んなって、あーお腹痛ー、お前面白いな!」



すごく正直に言ったんだけど…この子固まっちゃたよ…



「てか、これ」



シャーペンと消しゴムをもう一回差し出す。



「ありがとう!」



どきっ



こいつでもこんな顔するんだなって思った。



「う、うん///」



つい照れてしまった。



そしたら、体調悪いかとか聞いてくるし…天然なのか…