放課後…。





まって。すごくフリフリな服がたくさん見える店の前にいるのはなぜでしょう。



「ひか…さん…?ここは…?」



「ん?服屋だよ?♫」



「まって、ひかの服買うの?」



「んーん、みゆの。」



「え………無理無理無理無理~!!」



「はいは~い、ごちゃごちゃ言わないでさっさと店に入る~」



半端無理矢理、いや、完全な無理矢理店に入れられました。



…なんですかこの店は…フリフリ付ければいいってことじゃないでしょ。



そんなこと考えている間に



「みゆー!これなんかどう?絶対に合うと思うんだけど!」



「ヤダヤダヤ…え?」



この店フリフリだけかとおもったら、ひかが持ってきたのは



水色のシンプルだけど少し大人なイメージのワンピースだった。



「みゆって普段ジーパンとかスキニーでしょ?だからこーゆのだったら着れるかな~って思ったの!」



たしかにひかは服のセンスがいい。いつもおしゃれだし…



「じゃあ着てみよう…かな…」



「うん!ぜったいかわいいよ~」





試着中…。





鏡で自分を見る。似合わない気がする。



カーテンの裾から顔を出して



「ひか~やっぱ絶対変だよ~」



「いいから!みせて~!」



しつこいからしょうがなくカーテンを開ける。



「…似合う!!!!やっぱかわいいよ!!」



「そー…かな?どっちみち、一人じゃ選べなかったし…これ買おうかな。」



「うん!土曜日はそれきていくんだよっ!」



「うん!ありがと!」