別れ雪



職場を後にし、緩やかな上り坂を歩く。


ふと視界に、小さく白いものが落ちていくのが、一瞬見えた。

ハッとして空を見上げると、黒い空から無数の白い雪が降っていた。



綺麗な綺麗なコントラスト。



暗い空から注がれる白に、心が温まる思いがした。


ハラハラ降る雪はまるで、キミからの最後の贈り物のようだ。




また目頭が熱くなる。






……そうだね。


上を向いて歩こう。