別れ雪




辿り着いて真っ先にキミの名を呼び、キミに触れたね。
まだ温かくて柔らかいキミの頬に。

昼寝をしている時の顔と何ら変わりがない。今にも起きそうなのに……。


何度触れても、何度呼んでも、キミは起きなかった。






家路に向かう空は既に朝の色をしていた。