「上出来だね。」 ひょいっと私の手から今日買ったものをシンさんが取り上げるようにして持った。 「シンさんが意地悪するからなんだか疲れちゃいましたよ。」 「意地悪って?」 分かってるくせに。 わざと溜息をはぁ、とつくと、シンさんがクスリと笑った。 「アヤメは甘いものは好き?」 「はい。」 「それはよかった。今日は部屋で少し休んでなよ。明日楽しみにしていて。」 シンさんは私を部屋まで送っていってくれた。