「この部屋から出ることは禁じてないよ。
城から出るときは僕に声をかけてもらいたいけど。

この城の案内しておけばよかったね。ただ、一生懸命に本を読み耽っていたから集中させてあげたくて、あとでいいと思ってしまったんだ。ごめんね。」


「え!......確かに知りたいことだらけだったので、部屋から出たいとも思ってなかったし、謝らないでください。

シンさんのおかげで何不便なく、生活出来てますから。むしろいつもありがとうございます。」



少し照れたように笑ったシンさん。