「杏珠」
絶対的王者の声がする。
「総長さんまで、あたしの睡眠を邪魔するのー?」
あたしは、機嫌が悪いって言うのにさ。
しかも、急に名前呼ぶから側近くん意外驚いてるしー。
へらり、へらりと笑う。
「杏、早く行こうぜ」
ノンは気づいたのかあたしの手をとりズンズンと進む。
「杏、どーゆうことだよ」
やっぱりねぇ。
「さぁー?」
はぐらかすもその鋭い目で見られる。
「向こうがあたしのこと、気に入ったみたーい」
まぁ、そんなことどうだって良いんだけどー。
「ノンはさー、あたしと関わんないほうがいいよぉ?」
唐突に話し出したあたしを見て目を丸くしている。


