「本宮和。黒木組若頭補佐。父親は組長さんの側近として働いている。情報収集のために女の子と寝てるのかー」 スラスラと喋る杏珠。 「ふふふっ。驚いた?一応、ハッキング出来るのよ」 愉快そうに笑った杏珠。 こう見れば普通の女みたいだ。 「颯?」 くりっとした大きな瞳に見つめられる。 「なぁ、お前それわざとか?」 さっきから、杏珠の胸が当たって気が散る。 「へっ?」 意外と鈍感なのか。 それとも、ただ単純に俺が男として見られてないのか。 一瞬、そっと触れると 「ひゃっ、」 鳴いた。