「簡単なのしか、出来ない」
「それでいい」
とのことなので、チャーハンとスープを作ることに。
それにしても、やりにくい。
「見ないで」
ジーッと見られる。
「お前、下着は…」
やっぱり、気づくんだ。
「上はキツくて入らなかった」
「ちっ」
何故か舌打ち。
「そんなことより、出来た」
チャーハンとスープを颯の前に置く。
「いただきます」
あたしは、手を合わせて口に含む。
まずまずだな。
颯の反応が気になりちらりと見ると
「うまい」
そう一言言った。
嬉しい。ただ、単純に人の暖かさを感じることができる。
後片付けをしようと颯の前を通り過ぎようとするとグイッと引っ張られた。
そして、何故か颯の膝の上に座らされている。


