万華鏡



「シャワー浴びれば?」



片目を瞑りながら一言。



顔がバリバリして、気持ち悪い。




お言葉に甘えてそうさせてもらいたいのだが…、






重度の冷え症のせいか、素足で降りる気にはなれない。




どーしよ。

「総長さーん、抱っこ」




あたしの言葉に意外だったのかパチッと目を開いた総長さん。



「やっぱ、いーや」



一刻も早くここから出よう。



ツカツカと歩いてきて無言で抱き上げられた。


そのまま、浴室へと運ばれる。




「着替え、置いとくから」



総長さんは、優しいんだな。



着ていたものを脱いでシャワーを浴びる。



籠の中には洗顔やメイク落としが入っていたから使わせてもらった。