万華鏡


○side




うっすらと目を開けると真っ白な天井が広がっていた。



ここ、どこ…。




てか、この腕。



横を見ると『阿修羅』の総長さんが。





やってしまった。





桜さんにバレたら殺される。



ベッドから、抜け出そうとするも男の力には勝てない。




「はぁ、」




久しぶりにぐっすり眠れたかも。



天井を見ながら今後のことを考えてると




「んっ…、」




目を開けた総長さん。




お互い無言で話さない。




「あの、離してくんない?」



先に声を出したのはあたしだ。




「あぁ」



直ぐに離れた手の温もりが恋しい。



総長さんは、ベッドから下りてふわっと欠伸をした。