万華鏡



後ろから気配がした。









くるっと気配の方向を見ると






「あー、阿修羅のみなさんまた会ったねー」






瞬時に仮面をつける。








のっぺりとした貼り付けた笑み。







「真野さーん!!」







子犬のようによってくる花籠ねおん。






「えー、来ないでよー」









「えっ?」







キョトンとした顔。






「ここはー、あたしのお気に入りの場所だからぁ」





ねっ?とコテンと首を傾げる。







「はぁ!ここは俺らの場所なんだよ!!」



 
たしかー、






「前田司、幹部で特攻隊長だっけぇ?」





「ああ?!ここは、俺らの溜まり場なんだよ!」








あーもう、五月蠅いよ。