「だからー、ごめんね?」 こんな奴らを相手にしてたって得なことなんてない。 ポケットの中のスマホを取り出しながら応える。 「あー!!!!」 信号機がしゃべる前に声を出したのは… だ、誰?? 教室の入り口からあたしを指差す女。 その後ろには…、 『阿修羅』 てことは、これが噂の姫か。 守られることでしか生きていけない低俗な姫。