こんな形で気持ちを伝えてしまうとは思わなかった。その日の夜は眠れなかった。
つぎの日、合唱ちゃんにメールをした。「メール見た？」
合唱ちゃん「うん」
この「うん」はどんな気持ちでうったのかさっぱり分からないし、メールも喋るのも怖くなった。しばらく何もない日が続いたが、俺は覚悟を決めた。ちゃんときもちを伝えると、学校の人がこない場所に友達を通して合唱ちゃんを呼んだ。合唱ちゃんは来てくれた。
「好きです」
合唱ちゃん「気持ちは嬉しいよ。ありがとう…」
俺は「つきあってください」とは言わなかったからか。合唱ちゃんはそう言って帰ってしまった。その後ろ姿に声を掛けることもできなかった。もし俺が体育大会のあの日ヘマをしてなかったら、そのセリフの続きを聞けたのだろうか。何もかも丁寧に慎重に失敗しなければうまくいったのだろうか。後悔ばかりが自分を攻め続けた。
つぎの日、合唱ちゃんにメールをした。「メール見た？」
合唱ちゃん「うん」
この「うん」はどんな気持ちでうったのかさっぱり分からないし、メールも喋るのも怖くなった。しばらく何もない日が続いたが、俺は覚悟を決めた。ちゃんときもちを伝えると、学校の人がこない場所に友達を通して合唱ちゃんを呼んだ。合唱ちゃんは来てくれた。
「好きです」
合唱ちゃん「気持ちは嬉しいよ。ありがとう…」
俺は「つきあってください」とは言わなかったからか。合唱ちゃんはそう言って帰ってしまった。その後ろ姿に声を掛けることもできなかった。もし俺が体育大会のあの日ヘマをしてなかったら、そのセリフの続きを聞けたのだろうか。何もかも丁寧に慎重に失敗しなければうまくいったのだろうか。後悔ばかりが自分を攻め続けた。
