ひと夏の恋【短編】


波が荒く
ベッドなどで
波に乗ってたけど
ひっくり返っちゃった・・・。

ドジだなぁ・・・。
鼻が痛かったから
休む事にした。

『ちょっと休んでるね!』「わかったぁ!」

このまま後ろを
向けばあの人が
いるかもしれない。
でも胸が苦しくて。
振り向けなかった。

そこに新菜が来た。

新菜はモテて
お姉さん的な存在。
結構するどい・・・。

「彩希さぁ。恋してるでしょ?」

ッッやっぱり・・・。

『え!?そっそんな事ないよ!////』

「顔真っ赤にして何いってんのかなぁ?あの人でしょ?」
そう言って新菜は
海の家の方を
指差した。

『わわわわわ////ちがうって!』

私は新菜の指を隠した。

「やっぱりそうなんだぁ。さっきからずっとこっち見てるよ。」

え・・・。
新菜の事好きなのかな。


ズキッ・・・・。


『いたっっ』
「どうしたの?」

胸が痛いよ。
何て言えない。

『は、は、鼻が痛かっただけ!』
「大丈夫?無理しちゃダメだよ。」


そう言って新菜は
走って行った。