「…!」
「ご、ご、ごめんなさい!!」

慌てて降りようとした。
でも
ガシッと背中に腕を回され動けなくなってしまった。

「な、なに…?」

深い深い、あまり光がない瞳が私を、私だけを映していた。

「名前」

唐突に彼はそう口を開く。