海が見える窓






ガタッ



「きゃっ」


「あ゛っ!?」



時既に遅し。


逃げようと慌ててドアノブを捻った瞬間、胡桃は中へ倒れ混んでいた。



…やばい。どうしよう…。ここは逃げるしかないっ!!



拓海と目を合わせずそそくさと起き上がって逃げようとした。




「ん~、水瀬さん?」



捕まった。



拓海は胡桃の腕を掴んで離さない。


それも強い力で。