『えっ!何それ?』

「見てわからないのか。剣ではないか。」

『なぜ、そんなもの持ってるの?』

「なぜと言われても。某、武士だからな。」



何かがおかしい。



柚子の香りはさっきまでしなかったはずだ。

そして、古びた神社は新しく見える。



『寒い…』



さっきまで、夏だったはずだ。